ギターで弾き語りする時のコード進行の覚え方
2016/01/02
人前で演奏する時、譜面が立っててカッコがつく音楽っていうのももちろんあります。
でも、一般的なポップスやロックは譜面が無い方がいい気がします。
もし、譜面からコード進行を見ているのであれば今回はの記事は役に立つかもしれません。
とにかくダイアトニックコードを覚えよう
皆さんご存知、ドレミファ〜♪ってありますよね。
これってメジャースケールと言います。
ドから始まっているのでKeyがCとなります。
ここでKey=Cのメジャースケールの音を一個飛ばしで3つ重ねます。
C Dm Em F G Am Bm-5というコードが出来ます。
♭や♯を一切つかってないので当然Key=Cではよく使われるコードです。
これをKey=Cのダイアトニックコードと呼びます。
音には価値がある
よくカラオケにキーを上げるボタンがありますよね。
あれで上げるとどんなことが起こっているのか見て行きましょう。
Key=Cから#2で全音上げたとしましょう。
するとKeyはDになります。
だからレからメジャースケールを作っていくことになります。
メジャースケールというのは音の間隔が全全半全全全半となっています。
とりあえず並べてみると
レミファソラシドレとなりレ(全)ミ(半)ファ(全)ソ(全)ラ(全)シ(半)ド(全)レで間隔がメジャースケールのものと違います。
ここでファとシに♯を付けます。
すると、レ(全)ミ(全)ファ♯(半)ソ(全)ラ(全)シ(全)ド♯(半)レとなりメジャースケールの間隔になりました。
これがKey=Dのメジャースケールです。
この音を順に楽器で弾いてもらいたいのですが、おそらくドレミファ〜♪と聴こえると思います。(レミファ♯〜♪と聞こえた方は絶対音感もってます)
ちょっとややこしいのですがKey=Dでレミファ♯〜♪と弾いた場合でも音の価値としてはドレミ〜♪と同じなんですよね。
相対的な関係性はそのままで音が上下している訳です。
こういう風に音が聞こえる人は相対音感を持ってます。そしておそらくほとんどの人がこの相対音感が音楽を聴いています。
コードも同じ価値になる
ではKey=Dでもダイアトニックコードを作ってみましょう。
D Em F#m G A Bm C#m-5
わかりやすいようにこれに番号を振ります。
1D 2Em 3F#m 4G 5A 6Bm 7C#m-5
もう一度Key=Cのダイアトニックを番号付きで見てみましょう。
1C 2Dm 3Em 4F 5G 6Am 7Bm-5
勘のいい方はなにか見えてきたんじゃないでしょうか?
例えば、2,3,6は両方共マイナーだとか1,4,5はメジャーだとか。
そうなんです。この数字が同じならばコードの機能も同じになるんです。
C→Am→Dm→Gという進行はD→Bm→Em→Aと同じです。
数字で言うと1625で進んでます。
よく使われるコード進行のパターンは少ない
この数字で世の中の音楽を見てみると実はコード進行ってあまりパターンが無いんだなってことに気付きます。
単純にC→Am→Dm→Gという進行とD→Bm→Em→Aという進行が別物だと認識してしまうと覚える量が膨大になってしまいます。
でもこの数字を使えば12キーのパターンがひとまとまりで覚えれます。
なので各キーのコードの番号を覚えたほうが遠回りなようで実は近道なのです。
僕の嫁のメモを拝借すると、
このような主要なキーのダイアトニックコード表を壁に貼ってます。これはかなり良い姿勢です。
あとこの考え方を身につけると曲を聴いただけでコード進行が分かったりします。
「さっきのは4536の進行だ」みたいに。
数字を意識することで耳が覚えるんでしょうね。
コード進行を学ぶ第一歩なので興味のある方は是非とも実践してみてください。
これでもう譜面いらず!!
ad
ad
関連記事
-
音楽で食えないこの時代にギター講師という職業で生きていく!!
僕は音楽をやると決めてからは音楽で喰っていきたいという気持ちが強くありました。 …
-
最近「僕、バンドでメジャーデビューするにはどうすれば?」って若者に会わなくないですか?
そういえば最近「僕メジャーデビューしたいんです」って若者に会わないなと思います。 …
-
最後のセッションでスタンド・バイ・ミーをやるのはもうやめませんか?
最後のセッションと言ってもジャズとか楽器系ではなく、弾き語りイベント系のことです …
-
ジャズスタンダードはこの順番で覚えていくと挫折しない
とにかくジャズって色々覚えたり練習したりすることがあって大変ってイメージだと思い …
-
マジで音楽をする上で大事なことは歌うことから始まるんじゃねぇってこと
最近、本格的に歌うということを始めました。
まだ数は少ないですが弾き語りでライブをしたりもしています。
-
当たり前のことが幸せだってことに気付かせてくれたギタリストの話
人は幸せを求めてさまようけども、今そこにいることが幸せってお話です。 スポンサー …
-
たぶんこれが理想のライブチケットの値段じゃないかって話
Swan’feeから少し離れて、ソロとか新しいユニットでやっていく中 …
-
ギターでアドリブを弾く時に表ばかりから弾いてませんか?
アドリブのレッスンをする時に僕が良くやるのがコールアンドレスポンス方式です。 2 …
-
「音楽で喰っていくとは」メジャーデビュー、プロミュージシャンシャンを目指す若者へ
あまりこんな事は書かないほうがよいのかもしれません。 でも、もしメジャーデビュー …
-
地元のジャムセッションに行って得られるものって音楽的なものより人間関係的なものが多いって話
ジャムセッションって面白いですよね。 初めましての人と音を合わせる訳ですから。 …